ChromeKeePassの使い方。ブラウザのID・パスワードを自動入力

Windows10の小技

こんにちは。不可思議絵の具です。

「ChromeKeePass」を入れて、WebブラウザのID・パスワード入力を自動化する方法を説明します。

 

以前KeePass2の記事を書いたのですが、これに関連して読者様から「ChromeKeePassの設定記事を書いて」とご要望を頂きました。

ただ、KeePass2(本体)やKeePassHttp(プラグイン)についての解説記事は沢山ありますので、その辺の詳細は先人の記事に譲ります。

本記事は「ChromeIPassからの移行手順を手っ取り早く知りたい人」が想定読者で、KeePass2やKeePassHttpについての基礎知識はある前提で書いています。
(最後の方に一応簡単な概要は書きます)

 

正直なところ、使い方は

https://github.com/RoelVB/ChromeKeePass/blob/master/Readme.md

にある通りで、作者による解説動画もあります(^^ゞ

とはいえ、「英語じゃサッパリ分かんねぇよ!」という方もおられると思いましたので、公式サイトの内容丸写しではありますが、記事にしました。

では、行きます!

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ChromeKeePassのインストール手順

KeePassHttpをインストール

KeePassHttpプラグインのインストールがまだなら、KeePass2公式サイトのプラグイン一覧からKeePassHttpのリンクを辿り、インストールしておいてください。

Plugins - KeePass
具体的なインストール手順(タップで表示)
  1. このリンク】をクリックしてKeePassHttpの最新版をダウンロード
  2. KeePass2のPluginsフォルダに置く
  3. KeePass2を再起動

成功すると、KeePass2の【ツール(Tools)】メニューに『KeePassHttp Options』の項目が現れます。

インストールに成功していればツールメニューに「KeePassHttp Options」の項目が増える

 

一応、私の設定内容を載せておきます。
たぶん、何もイジっていない「どノーマル」です。

【Generalタブの内容】

KeePassHttp設定 General

【Advancedタブの内容】

KeePassHttp設定 Advanced

ChromeKeePassのインストール

Chromeウェブストアを開き、ChromeKeePassをインストールしてください。

ChromeKeePass
Extension for automatically entering logins from KeePass

ChromeKeePassをKeePassHttpに接続する

設定画面を呼び出す

インストールに成功すると、URL欄の横に青い鍵マークが現れます。

クリックすると「Disconnected(未接続)」と表示されていると思います。

ChromeKeePass URL欄アイコン

歯車マークをクリックして、設定画面を表示します。

KeePassHttpに接続する

ChromeKeePass オプション画面(未接続状態)

設定ウインドウが現れたら、『Connect』ボタンをクリックします。

キー名を入力するよう指示されるので、適当なキー名を入力して『Save』ボタンをクリックします。

 

ChromeKeePass 関連付け

キー名は本当に何でも良いです。
が、キーデータベースを複数台で使い回している場合は、コンピューター名と当日日付(設定日)を含めておくと良いでしょう。

「KeePassHttp Settings」エントリー内に歴代の関連付けが追記されてゆくので、思い出しやすい名前を付けておくと、不要になった関連付けを後で削除しやすいです。

「KeyPassHttp Settings」エントリーに関連付けが貯まってゆく

「KeyPassHttp Settings」エントリーに関連付けが貯まってゆく

 

Status欄が「Connected as 【キー名】」となれば関連付け成功です。

ChromeKeePass オプション画面(接続状態)

 

最後に、キーデータベース(*.kdbx)を上書き保存して操作完了です。
(保存しないと次回起動時に関連付けのやり直し)

ChromeKeePassの使い方

あとは「ChromeIPass」と使い方は一緒です。

すなわち、各エントリーのURL欄に認証画面(※)のURLを入れておくと、認証画面を開いたときにID・パスワード欄に自動入力されるようになります。

ドメインさえ一致していれば、トップページのURLでも認識するようです。
自分は基本的にサイトのトップページを指定してブックマーク代わりにしています。
認証画面が別ドメインの場合は、やむなく認証画面URLを指定しています。

 

入力欄の認識に成功していれば、ID欄に鍵マークが表示され、選択できるIDの一覧がプルダウン表示されます。

オプションの解説

ChromeKeePass オプション画面(接続状態)

  • Show ChromeKeePass icon in username field
    ID欄にChromeKeePassのアイコンを表示するか否か
  • Show dropdown when username field gets focussed
    ID欄にフォーカスが当たったらドロップダウンで一覧表示するか否か
  • Automatically fill credetials if only a single entry is found
    対応するエントリーが1件の場合は自動的に項目を埋めるか否か
  • Show matching credetials while typing in the username field
    ユーザー名をキー入力したら一覧を絞り込んでゆくか否か(スマートフィル)

ChromeKeePassとKeePassHttpの関係

さて、ここまで理屈抜きでChromeKeePassの入れ方・使い方を説明しましたが、両者の関係を知ると2つもプラグインを入れる面倒くささに納得が行きます。

・・・ですが、すみません。
図の準備が大変なので、いったん飛ばして記事をUPさせてもらいます(^^ゞ

文章で書くと、

  • ChromeKeePassは「クライアント」、KeePassHttpは「サーバー」の関係
    両者はhttpで通信する。
    (こういう作りにしておくことで、様々なブラウザに対応できるようになるし、ブラウザ側のプラグインをすげ替えることができる)
  • ChromeKeePassが入力フォームを見つけると、KeePassHttpに問い合わせ
  • KeePassHttpはKeePass2を使い、キーデータベースを検索
  • URLが一致するエントリーが見つかれば、IDとパスワードをChromeKeePassに渡す

という流れで動いています。

まとめ

以上、「ChromeKeePass」を入れて、WebブラウザのID・パスワード入力を自動化する方法を説明しました。

ここまで来たらKeePass2の解説記事も書きたくなってきますが、いったん終了。
また今度(^^ゞ

では(^o^)/

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