WordPressデータバックアップ方法の調査結果のまとめ

WordPress

WordPressのデータ移行について色々と調査したときの記録です。

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意外と無いね。移行ツール

ConoHaとKUSANAGIで月々630円の格安WordPressサーバを作る方法
ConoHaにKUSANAGIをインストールしてWordPressサーバを立ち上げるときの手順を一通り解説します。 このページが連載の目次ですので、ブックマークするならこのページをおすすめします。

をやっているときに、WordPressサイト単位の同期コピーをやりたいと思いました。

WordPressならきっと簡単操作の同期プラグインがあるに違いない、と。
甘く見てました。

無いんですね~(TдT)

具体的にはこんな仕様です。

  • ブログAとブログBの双方に同期用プラグインをインストールしておく
  • 双方に秘密の合言葉を入れておき、所有者の一致を確保する
  • 「同期」ボタンを押すと双方の更新日時を勘案して最新状態に同期
    (まあ、一方的なコピーでも良い)
  • 有料オプションでスケジュール同期出来るようになる

誰かァ!ビジネスチャンスだよ!作ってくれ!www

いやホント不思議だよ。
こんだけプラグインが充実してるWordPressにこの種類ものが無いなんて。

どなたか良い同期用プラグインご存知なら教えてください。

俺的WordPress移行最短手順2選

色々とやり方はあると思いますが、今回の案件では2つのやり方に行き着きました。

“All-in-One WP Migration”プラグイン

画面操作で完結させるならこのプラグインを使うのが一番簡単・確実です。

All-in-One WP Migration and Backup
Backup, transfer, copy, and move a site with 1-click. Quick, easy, and reliable.
  1. 正サイト・副サイトそれぞれにプラグインをインストール
  2. 正サイトをファイルにエクスポート(クリック一発)
  3. 副サイトでファイルをインポート(クリック一発)
  4. 副サイトにテーマをインストール

コレだけで良いです。実に分かりやすいです。

単にサーバを引っ越すだけならこのプラグインが最強と思っています。
ただ、スケジュール実行ができないので今回の目的(正サイトダウン時の代替)には使えませんでした。

wordmoveスクリプト

wordmoveはWordPressの本番機と開発機の同期を取るrubyスクリプトです。
シェル・git・rubyが必要。

wordmove pull --all

とやると本番機→開発機、

wordmove push --all

とやると開発機→本番機の向きでWordPress一式が被さります。

スクリプトなのでcronでスケジュール実行できるので、「普段から内容を同期させる」という今回の要件にマッチするのでコレで行くことにしました。

正直、黒い画面は極力見たくないのですが…。

実例

参考までに、KUSANAGIにwordmoveをインストールしたときの手順です。

KUSANAGIにwordmoveをインストールする
KUSANAGIにwordmoveをインストールするための手順です。

今回の場合、

  • ConoHa側にwordmoveをインストール(制限が無いので)
  • ConoHa側を「開発機」
  • エックスサーバー側WordPressを「本番機」とみなして
  • エックスサーバーからConoHaにpull

することで同期を実現しました。

こちらはUbuntuにインストールしたときの手順です。

Ubuntuにwordmoveをインストールする方法
Ubuntu Server 16.04にwordmoveをインストールしたときの記録です。 エックスサーバーにある本番サイトを、自宅内のUbuntu Server 16.04にwordmoveでバックアップを取りました。

余談

記事単位の同期はプラグイン有り

ちなみに実用はしていませんが、記事単位の手動で良ければ

WPSiteSync for Content
Provides the capability to synchronize individual pieces of Content between two WordPress sites.

があります。
「確認してから本番公開」みたいな運用ならピシャリとハマりますね。

バックアップの原理

WordPressは

  1. プログラム・デザイン・画像等の『ファイル』
  2. 記事本体を記録したデータベース

で構成されておりますので、

  1. rsync等のコピーツール
  2. はストアド・プロシージャやトリガの仕掛け

があれば原理的にはリアルタイム同期できます。

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